ひきだしのなかの名作10

ながぐつをはいたねこ

貧しい粉屋の三男に残された財産は猫一匹。
嘆き悲しんでいる三男に「心配はいりません」と、猫が長ぐつをはき、袋をかついで森へ出かけます。
役に立たないと思われていた猫が、三男を「カラバ公爵」に仕立て上げると、
頭を働かせ、次々と新しい手をうって王様をだましていきます。
シャルル・ペロー原作の、風刺的で、理知的なお話です。


いとうみく/文　竹内通雅/絵　西本鶏介/監修

奈良県生まれ。昭和女子大学名誉教授。児童文学や児童文化に対する評論、作家・作品論、民話の研究、創作など幅広く活躍。絵本や民話の再話も多い。また坪田譲治文学賞などの選考委員もつとめる。著書は各ジャンルにわたって600冊を越える。近刊の著書に『まよなかのたんじょうかい』（鈴木出版）、「西本鶏介児童文学論コレクション（全3巻）」（第36回巌谷小波文芸賞特別賞受賞/ポプラ社）などがある。

神奈川県生まれ。現代の子どもたちが生き生きと輝く児童文学作品を積極的に発表している。「季節風」同人。『糸子の体重計』（童心社）で第46回日本児童文学者協会新人賞受賞、『空へ』（小峰書店）で第39回日本児童文芸家協会賞受賞。「おねいちゃんって」シリーズ（岩崎書店）、『かあちゃん取扱説明書』（童心社）、「車夫」シリーズ（小峰書店）、『ひいな』（小学館）、『カーネーション』（くもん出版）など多数。

長野県生まれ。迫力のある絵とすこしとぼけた味わいの絵本は、子どもたちに大人気。絵本の作品に『えらい えらい！』（ますだゆうこ・作／そうえん社）、『ひげなしねこ』（希巳明代・作／フレーベル館）、『ぐるぐるぽん』（加藤志異・作／文渓堂）、『ぶきゃ ぶきゃ ぶー』（内田麟太郎・文／絵本館）、『へんてこレストラン』（古内ヨシ・文／絵本塾出版）、『あいたくなっちまったよ』（きむらゆういち・作／ポプラ社）など多数。

※こちらの情報は、2018年8月現在の内容となります。

発行年月：2018年8月
対象年齢：子どもから大人まで
サイズ　：28×22cm
ページ数：34ページ
ISBN　　：9784577046807

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